2010年4月2日金曜日

東京文化財ウィーク2009「となりの高村さん展」東京都知事賞受賞




 昨年秋の「東京文化財ウィーク2009」に参加した「となりの高村さん展」
が公開事業及び企画事業の双方において「東京都知事賞」を受賞いたしました。光雲さん、光太郎さん、豊周さんの本物の作品を身近に展示し、智恵子さんの紙絵は、本物と見まがうような写真作品で、見る人をびっくりさせました。これらの展示ができたのは、もちろん隣の高村さんのご協力なしにはできません。


 また、谷根千工房のスタッフが長年、蓄積してきた、地域の方たちからの聞き取りを関連づけて展示したことで、大正、昭和の千駄木界隈と高村家の人々のホットな関係を浮き上がらせることができたと思います。それに、審査委員の方々の感想として、ボランティアスタッフが、よく勉強して詳しい説明をしたことで理解が深まったとのことです。


 これからも旧安田邸の建物をひきたてつつ、魅力的な展示を行っていきたいと思っております。


写真は、3月24日の表彰式の日の記念写真です。

2010年3月9日火曜日

今年のひなまつり







 今年の旧安田楠雄邸のひなまつりは、2月27日~3月3日と6日の計6日間でした。連日、雨と低温続きで晴れたのは一日だけでした。それでも雨の中、大勢の方がお越しくださいました。



 毎年、飾る時、しまう時は、大勢のスタッフ総出で、大きな声を出して、「こっちが先よ」「それ取って」という具合で、賑やかなのですが、今年は、整然と飾って、整然と仕舞いました。やはり経験を積んで学習の成果がでたということでしょうか。床の間を養生して段を組み立て、全部飾るまでに2時間未満でした。片付けは1時間10分。最後にみんなでお供えしていた雛あられを食べ、白酒を飲んでお開きに。また、ひなまつりの楽しみは一年間お預けです。



 

2010年2月1日月曜日

藤田好三郎氏の里帰り


 旧安田楠雄邸の建物は、大正8年に実業家藤田好三郎氏が建て、関東大震災直後に安田家が譲り受けました。安田家の方々は、普請道楽の藤田さんがお建てになった家だから・・・と大切に住み継がれてきました。

 先日、藤田さんのお孫さんから、家を片付けたら肖像画が見つかったと、ご寄贈くださいました。肖像画は、現在、応接間にイーゼルに載せて飾っています。90年前にご自分が建てた家にもどられた藤田さんは、とてもうれしそうな表情をしています。

2010年1月14日木曜日

旧安田楠御邸の1月




今年も旧安田楠御邸をどうぞよろしくお願いいたします。


 とはいっても、1月の旧安田邸はとても寒いです。室内にいても外にいるのと変わらない寒さです。それでも1月はボランティアさんがお正月らしい飾りを置いて雰囲気を出してくれます。また、去年から始めたことですが、玄関寄り付きと茶の間にホットカーペットを敷いて、少しの時間でも温まっていただこうと考えています。また、見学を終え、玄関で履物をはいたところで、甘酒をお出ししています。甘酒は、JNT会員で栃木市で江戸時代から醸造業をされている「油伝」さんから取り寄せています。甘酒で冷えた身体を温めてお帰りいただくという趣向です。


 寒い安田邸ですが、庭の木々が葉を落として、差し込む日差しは暖かですし、小鳥のさえずりも楽しいですよ。ご来館をお待ちしています。

2009年12月21日月曜日

池の復元


















 安田邸の庭にある池は水のない池で、那智黒石が敷き詰められていました。それが長い時間の中で土や落ち葉が堆積して雑草が伸び放題になり、那智黒石も土の中に埋もれてしまいました。土を掘り出し、石をきれいに洗って戻そうというのが一昨年来の計画でしたが、夏場は藪蚊が多く作業ができません。今年の秋から実行して大掃除の20日、一部の復元が完成しました。

 掻きだした土は、建物の北側通路に埋め、石は洗っても洗っても石の山が小さくならない根気仕事でしたが、完成をイメージしながら少しずつ作業を進めました。

 幸い12月5日には企業ボランティアの方々が大勢お手伝いに来てくださり、今日は東京農大の服部先生と学生さん5人も応援に来てくださり、一気にはかどりました。

 池の東半分に洗った石を敷き詰め、昔の姿がよみがえりました。西半分は、一部、底が落ち込んでいる部分があるため、コンクリートで補修をしたあと、石を戻すことになりますが、まだ洗っていない石もたくさんあるため、あとはのんびり作業をすることになるでしょう。

2009年12月16日水曜日

風雅な屏風をいただきました。




 安田楠雄・幸子夫妻の次女・香名子さん(故人)の同級生の金井和子さんから、大和絵の「四季図屏風」をご寄贈いただいた。両面使いで、反対側には、墨絵で京都の高台寺、琵琶湖の浮見堂が描かれています。

 金井さんは高校時代、よく安田邸に遊びに来ていたので、若いころの幸子夫人のお姿がまぶたに焼き付いています、とのこと。美大を卒業して日本画を描いていますが、懐かしい旧安田邸で使って欲しいとのことです。お茶会のときなど、飾らせていただきたいと思います。

2009年12月13日日曜日

旧安田邸のクリスマス


 年内の公開最終日は、12月19日(土)ですから、クリスマスの時は冬季休館中になります。でも、今月初め頃からささやかなクリスマス飾りをしています。

 応接間のサイドテーブルに、プレゼントを作るサンタクロースの人形を置き、その周りを点滅するライトで飾っています。ライトにはボランティアさん手作りのホオズキが被せてあって、温かいオレンジ色の光を放っています。ちょっとしたアイデアで素晴らしいクリスマス飾りになりました。