旧安田楠雄邸の建物は、大正8年に実業家藤田好三郎氏が建て、関東大震災直後に安田家が譲り受けました。安田家の方々は、普請道楽の藤田さんがお建てになった家だから・・・と大切に住み継がれてきました。
先日、藤田さんのお孫さんから、家を片付けたら肖像画が見つかったと、ご寄贈くださいました。肖像画は、現在、応接間にイーゼルに載せて飾っています。90年前にご自分が建てた家にもどられた藤田さんは、とてもうれしそうな表情をしています。
文京区千駄木にある旧安田楠雄邸は大正8年築の近代和風住宅です。平成8年、相続のために存続が危ぶまれましたが、市民運動の橋渡しにより、ご家族から財団法人日本ナショナルトラストに土地・建物・調度などが寄贈され保存されました。建物の修復が終わり、平成19年4月から毎週水曜日と土曜日に公開されています。
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