2008年8月16日土曜日

今年も防空壕公開


 今年は4月に続いて2回目の防空壕公開を8月9日(土)に行いました。防空壕というと、庭に穴を掘って作るのが一般的ですが、安田邸では、残月の間の広縁の畳を上げると、その下に階段があって、防空壕に下りることができます。防空壕の床は土を固め、天井はコンクリート、壁は切石をきれいに積んでいます。庶民のものとは違う立派な防空壕です。
戦争を知らない世代がほとんどになった今、逆に戦争の悲惨を伝えていくことが大切になっています。今回から、安田邸近辺の戦時中の写真を集めてパネル展示をしました。防空壕公開は、平和について考える日になります。
余談ですが、旧安田邸から北に3分のところにある千駄木小学校、その隣にある文林中学は、水泳の北島康介さんの母校です。千駄木界隈は金メダルのうれしさに満ちていますが、旧安田邸も元気をもらっています。

 写真は、防空壕からの階段を上がってくるところを庭から写したものです。<写真:大松友紀子>

2008年8月8日金曜日

傘立てが出来ました。


 旧安田邸には傘立てがなく、雨の日はバケツや竹製の物干しなどを代用していました。

何とか、旧安田邸にふさわしいものを・・・と気に掛けていましたが、自由学園明日館にあるものが、すっきりして使いやすそうでした。

 これをアレンジしたものを・・・と思っていたところ、5月に行われたしのばずブックストリートの古本市に安田邸のボランティアの方々が本を持ち寄ってくださり、これの売上金を制作費に充てることにしました。

 谷中のいろはに木工所の山下純子さんが栗材で製作してくださり、8月6日に完成して玄関横に据えられました。すばらしい出来栄えです。もちろん、雨の日は傘立てですが、晴れの日は蓋をするとベンチになるというスグレモノです。

 集中豪雨は困りますが、傘立てを使いたいので、ひと雨欲しいです。

2008年8月4日月曜日

冷えたお抹茶をどうぞ


 旧安田邸のボランティアさんにはお茶人が何人もいます。その中でも渡邉誠三さんはご家族全員でお茶をなさるので、お茶会のときは大活躍されます。

 最近は、正座が苦手という方が多いので、旧安田邸で用意した椅子に合わせて、桐の小机を5台作ってくださいました。さすが安田家お出入りの表具屋さんだっただけに上品な出来栄えです。このしつらえの前で冷えたお抹茶を点ててお客様にお出しします。猛暑の中、清涼の味わいが喜ばれています。麻の白絣に袴をつけてのお点前は涼しげで、写真がないのが残念ですが、安田邸の公開は、ボランティアさん一人ひとりの持ち味で支えられています。

2008年7月26日土曜日

ガラスの影を楽しむ


 ボランティアの大松さんは、旧安田邸で特別な楽しみを発見して、来館者の方にもおすそ分けをしています。旧安田邸は型板ガラス、膠ガラスなど、ガラスがふんだんに使われていますが、普通に使われている板ガラスのゆがみの影の揺らぎが作り出す造形を楽しんでいます。夕刻、西日がガラス越しに差し込むと、サンルームの床や残月の間の床の間の聚楽壁に光が微妙な揺らぎを映し出します。このような揺らぎの美を発見できるのもボランティアの楽しみのうちです。

今日の午後のサンルームの光の造形をご覧ください。

2008年7月17日木曜日

おばあさんの贈り物


 先日、安田邸に見学に来た方から、手作りの小袋4枚をいただきました。

旧安田邸では壁や襖を傷つけないように大きなお荷物はお預かりするため、貴重品などを入れる小袋

を用意しています。「うちの母は、巣鴨のお地蔵さんに行って生地を買うと小袋をたくさん作って、人に差し上げるのを楽しみにしているんですよ・・・」と。見学の方が多い時は足りなくなる時もあるので、大助かりです。

 時々、見かけない柄のものが、置かれていることもあるので、そっとお持ちくださる方もいるのかもしれません。皆様、ありがとうございます。

2008年7月13日日曜日

庭の亀型蚊遣り




 安田邸の庭は大きな石組み・・・枯山水とスダジイやカヤ、イチョウなどの大きな樹木とサザンカ、モミジで覆われています。枯山水の石組みの間に面白いものを発見!

 亀の形をした蚊遣りが石組みの間に埋め込まれるように置かれているのです。陶器でできていますが、外側はコケがついて、まるで庭の石組みの一部のように見えます。亀さんの甲羅には小さな穴があけられた蓋があり、煙が抜けるようになっていて、ユーモラスな暮らしの知恵です。

2008年7月2日水曜日

今年も七夕飾り




 今日、玄関に七夕飾りをしつらえました。ご近所から竹を頂戴し、来館者の方々が書いた短冊や輪かざりなどを吊るし、風に揺れるさまを楽しみました。いくつになってもわくわくします。
 今週の土曜日5日は、七夕にまつわる朗読会を行います。晴れれば庭の石組みに俳優の方2人が腰掛、その足元には豆電球の天の川を作り幻想の世界へ誘います。


 問題はお天気!いつも雲が逢瀬の邪魔をしますが、今年はどうなるのでしょう。七夕にてるてる坊主も下げるべきでしたね。