ボランティアの大松さんは、旧安田邸で特別な楽しみを発見して、来館者の方にもおすそ分けをしています。旧安田邸は型板ガラス、膠ガラスなど、ガラスがふんだんに使われていますが、普通に使われている板ガラスのゆがみの影の揺らぎが作り出す造形を楽しんでいます。夕刻、西日がガラス越しに差し込むと、サンルームの床や残月の間の床の間の聚楽壁に光が微妙な揺らぎを映し出します。このような揺らぎの美を発見できるのもボランティアの楽しみのうちです。
今日の午後のサンルームの光の造形をご覧ください。
文京区千駄木にある旧安田楠雄邸は大正8年築の近代和風住宅です。平成8年、相続のために存続が危ぶまれましたが、市民運動の橋渡しにより、ご家族から財団法人日本ナショナルトラストに土地・建物・調度などが寄贈され保存されました。建物の修復が終わり、平成19年4月から毎週水曜日と土曜日に公開されています。
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