旧安田邸のお雛様は、安田楠雄・幸子夫妻の長女(昭和7年生まれ)と次女(昭和16年生まれ)の二つのお内裏様が飾られる七段飾り。日本橋十軒店(現、室町3丁目)にあった永徳斎の作品です。今年は長らく不明だった唐銅(からかね)の花いれが飾る直前にみつかり、長女美佐子さんの初節句の写真とと同じ花入れに桃の花と菜の花が活けられました。
文京区千駄木にある旧安田楠雄邸は大正8年築の近代和風住宅です。平成8年、相続のために存続が危ぶまれましたが、市民運動の橋渡しにより、ご家族から財団法人日本ナショナルトラストに土地・建物・調度などが寄贈され保存されました。建物の修復が終わり、平成19年4月から毎週水曜日と土曜日に公開されています。
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