安田邸には四季折々の調度品があります。
昨日、遅ればせながら冬の屏風を出しました。
二曲屏風で、寄贈される前、応接間に置かれていたものです。
絹地に雪を被った南天が刺繍され、雀が赤い実をついばもうとしている図柄で、縁は斑模様の竹でなかなか優美なものです。
冬の安田邸はとても寒いですが、見学コースの中ほどにある茶の間にホットカーペットを敷きましたので、しばし温まっていただけます。
お越しをお待ちしています。
文京区千駄木にある旧安田楠雄邸は大正8年築の近代和風住宅です。平成8年、相続のために存続が危ぶまれましたが、市民運動の橋渡しにより、ご家族から財団法人日本ナショナルトラストに土地・建物・調度などが寄贈され保存されました。建物の修復が終わり、平成19年4月から毎週水曜日と土曜日に公開されています。
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