いよいよ芸術の秋!
旧安田邸でも9月いっぱい大切にしている彫刻作品を公開いたします。大理石彫刻の第一人者として知られる北村四海の女性像です。北村四海(1871-1927)の後援者が安田善次郎だったことから、
旧安田邸の応接間には、四海の作品が以前から飾られていましたが、土地・建物と一緒にこの像も寄贈されました。恥じらいを感じさせる初々しさが魅力的な作品です。
文京区千駄木にある旧安田楠雄邸は大正8年築の近代和風住宅です。平成8年、相続のために存続が危ぶまれましたが、市民運動の橋渡しにより、ご家族から財団法人日本ナショナルトラストに土地・建物・調度などが寄贈され保存されました。建物の修復が終わり、平成19年4月から毎週水曜日と土曜日に公開されています。