2009年6月21日日曜日

建物点検は雨の日に!




 本格的な雨のシーズンに入った今日、大工さんや建築家の方と安田邸の不具合のチェックをしました。内部の点検の後、気になって外回りを見ると、雨が当たらないはずの2階予備室西側の折り戸が濡れています。屋根からの縦樋のマスから水があふれて雨戸を濡らしているのです。男性二人が樋のマスから金棒で突っついたところ、樋に卵が入って、詰まっていたのです。
他にも、中庭に面した女中室北側の細めの樋に卵が詰まっていました。


 安田邸は月に2回、ボランティアさんが樋の掃除をしてくれます。このおかげでどれだけ建物が救われているかしれません。でもカラスが来るのは毎日のことですし、2階の樋まではチェックできません。やはり雨の日に点検するのが異変を見つける近道のようです。

2009年6月16日火曜日

表門竣工披露







 先週の土曜日13日に表門竣工のお披露目をいたしました。待ちに待ったお披露目で、ご近所の方やボランティアさんら、50名近い方々がお集まりくださいました。日本ナショナルトラスト理事長の挨拶のあと、表札が掲げられ、お囃子の音色とともに開門。

 表門は古い材を最大限使い、傷んだ部分をとりかえるという文化財修理のやり方で修復しましたが、新しく取り替えた部分の方が多かったです。この日は、古い材の一部を展示しましたが、雨やシロアリの害が広がっておりました。それでも、周囲は木の匂いがするのですから、たいしたものです。表通りから見ても、やっと安田邸の風格に相応しい門になりました。
 この日のお披露目にあわせて、ボランティアさんが、玄関に野の花を活けてくださいました。

2009年5月28日木曜日

旧安田楠雄邸ルール

  旧安田邸では、独自に入館される際のルールを決めています。
一つは、必ず靴下を履いていただくこと。もう一つは大きなお荷物をお預かりすること。
 特に夏になると素足の方が増えますが、大勢の方が素足で畳の上を歩くと、傷みが早くなりますし、畳の汚れはお客様にとっても
気持ち悪いのではないかと思います。
 大きなお荷物をお預かりするのは、90年前の襖が無傷で残っていますし、土壁はとてもデリケートです。バッグが当たって傷をつけたくない、いい状態で次の世代に渡したいという思いからです。
このルールのために、貴重品を入れる小袋を用意しています。ボランティアさんの手作りや、お客様がお持ちくださったりして枚数が増えました。

 このルールは、人手も要りますが、文化財公開のスタンダードになればいいと思います。
 どうぞ、ご協力をお願いいたします。

2009年5月27日水曜日

玄関までのアプローチもきれいになりました。


旧安田邸の表門が修復され、玄関までのアプローチも砂利が入ってきれいになりました。落ち葉の掃除が大変ですが、サクサクとした砂利の感触を楽しんでいます。

2009年5月4日月曜日

表門の修復工事がほぼ完成




今年1月中旬から取り掛かっておりました旧安田楠雄邸の表門と塀の修復工事が、ほぼ完成し、4月29日からの五月飾り公開は、風格のある表門から、お入りいただいています。


去年2月の春一番の突風で木戸の開閉が不自由になり、塀も危険な状態になっておりましたので、やっと念願がかなったという気がします。


工事現場のようなフェンスが取り除かれ、修復された表門を目の当たりにしたボランティアの皆さんは、門の外でしばし見とれたり、顔を近づけて木の香をかいだりして、なかなか中に入って来ませんでした。


今回の修復工事は、オリジナルの使える材料はなるべく使い、新しい材は伝統的な工法で古い材とドッキングさせています。工事自体が伝統技術の継承という意味も持っています。


門の修復はご近所の方々からも待ち望まれていたようで、多くの方が喜んでくださっています。


まだ若干の修正や砂利を敷き詰める作業が残っていますが、5月中旬には竣工の予定です。

2009年2月18日水曜日

花嫁のれん展の絆・・・七尾に行ってきました。
























































去年10月の花嫁のれん展でご縁ができた石川県七尾、一本杉通りを8人で訪問しました。のれんの語り部をされた一軒一軒を訪問して、お店にまつわる様々なお話をお聞きすることができ、町の歴史の奥深さを実感しました。もと万年筆屋さんの面白い建物、石臼でお茶を挽いて自分でお抹茶を点てたり、お醤油搾りを体験(見るほどには易しくなかった!)したり、一本杉通りは「花嫁のれん」だけではない、魅力的な町でした。他にも仏壇屋さん、蝋燭屋さん、昆布屋さん、お菓子屋さん、時計屋さん、呉服屋さん、薬屋さんなどで旧交を温めました。夜の一本杉通りは街灯がなく、各家の前におかれた御影石の行灯の灯りが幻想的でした。街灯ではなく、行灯にしたのは、星空がよく見えるように・・・とのことでした。

2009年2月4日水曜日

風邪にご用心!




 花の絵が描かれた染付けの器、なんだか分かりますか?とお見せすると、今まで正解は一人もいませんでした。今ではほとんど見かけることはありませんが、うがい用の器なんですよ。蓋付の湯のみのお湯でうがいをし、取っ手のついた朝顔のような容器にすすいだお湯を捨てるのでしょう。それにしてもおしゃれな図柄です。風邪を引いたとき、こんな器でうがいしたら早く直るかもしれません。


 旧安田邸には、このような今では見かけない生活の道具が残っているのが魅力の一つです。