これに先立って、和室用(足の下に板を渡し、足が畳に沈まないようになっている)の大型椅子2脚の修復が完成しました。ほぼ同じ大きさの椅子ですが、張地の色やブレードが違っています。また、ひじ掛けの下のデザインも少し違います。ブレードの下の褪色していない部分の色で修復いたしました。
9月中は、「昔の暮らしの道具展」で展示しています。
文京区千駄木にある旧安田楠雄邸は大正8年築の近代和風住宅です。平成8年、相続のために存続が危ぶまれましたが、市民運動の橋渡しにより、ご家族から財団法人日本ナショナルトラストに土地・建物・調度などが寄贈され保存されました。建物の修復が終わり、平成19年4月から毎週水曜日と土曜日に公開されています。