2009年11月27日金曜日

モミジが見頃です。


 例年、旧安田楠雄邸のモミジは12月上旬に見ごろを迎えますが、今年は少し早目です。写真は11月26日の様子です。赤と緑のハーモニーをお楽しみください。

2009年11月20日金曜日

11月18日は安田幸子夫人の生誕100年




 旧安田楠雄邸を財団法人日本ナショナルトラストに寄贈することを決断された、安田楠雄夫人の幸子様の生誕100年の日が11月18日です。PCトラブルでアップするのが遅れましたが、18日は残月の間書院に、幸子夫人が二十歳でご結婚されたときにお持ちになった婚礼調度一式を展示。婚礼調度は三面鏡、裁縫箱、小物箪笥、衣桁、姿見で、いずれも黒漆に雪の結晶の文様がちりばめられています。雪輪の中には金漆でご実家の家紋「芙蓉紋」を覗かせています。またパネルにはお写真や100年前の朝日新聞の記事のコピーを展示いたしました。


 この日に来館されたお客様全員にお抹茶とお菓子を差し上げ、ともにお祝いいたしました。偶然ですが、倉敷や津和野からお越しになった方からは、いい思い出になりましたと喜ばれました。2歳の坊やがお抹茶をおいしいと呑んだのも驚きでした。


 この展示、一日だけのつもりでしたが、来週水曜日25日まで、つまり二日分延長したいと思います。


2009年11月2日月曜日

新しい結界ができました。


 旧安田邸では、これまで竹を棕櫚縄で結んで結界を作って置いていましたが、棕櫚縄が畳にすれることや低すぎて結界の役目を果たさないなど、新しいものを制作したいと思っておりましたが、「となりの高村さん展」の初日の朝に、新しい結界が届きました。

 高さ20センチ、幅は60センチと90センチの2種類です。天竜杉の自然木で無塗装の実に美しいものです。これまでいくつかの結界を参考に見てきましたが、どれも大きすぎることや、いかにも「入るな!」と声高に言っているような感じで好感が持てませんでした。今回のものは、安田邸の建築にしっくりなじむ美しいもので、以前、傘立てを作ってくださった「いろはに木工所」の山下純子さんの手になります。

 ここに写っているのは、2階の書院に置いたものですが、後ろは、高村光雲さんの彫刻机です。

「となりの高村さん展」は11月8日(日)までです。

お見逃しなく