2008年7月26日土曜日

ガラスの影を楽しむ


 ボランティアの大松さんは、旧安田邸で特別な楽しみを発見して、来館者の方にもおすそ分けをしています。旧安田邸は型板ガラス、膠ガラスなど、ガラスがふんだんに使われていますが、普通に使われている板ガラスのゆがみの影の揺らぎが作り出す造形を楽しんでいます。夕刻、西日がガラス越しに差し込むと、サンルームの床や残月の間の床の間の聚楽壁に光が微妙な揺らぎを映し出します。このような揺らぎの美を発見できるのもボランティアの楽しみのうちです。

今日の午後のサンルームの光の造形をご覧ください。

2008年7月17日木曜日

おばあさんの贈り物


 先日、安田邸に見学に来た方から、手作りの小袋4枚をいただきました。

旧安田邸では壁や襖を傷つけないように大きなお荷物はお預かりするため、貴重品などを入れる小袋

を用意しています。「うちの母は、巣鴨のお地蔵さんに行って生地を買うと小袋をたくさん作って、人に差し上げるのを楽しみにしているんですよ・・・」と。見学の方が多い時は足りなくなる時もあるので、大助かりです。

 時々、見かけない柄のものが、置かれていることもあるので、そっとお持ちくださる方もいるのかもしれません。皆様、ありがとうございます。

2008年7月13日日曜日

庭の亀型蚊遣り




 安田邸の庭は大きな石組み・・・枯山水とスダジイやカヤ、イチョウなどの大きな樹木とサザンカ、モミジで覆われています。枯山水の石組みの間に面白いものを発見!

 亀の形をした蚊遣りが石組みの間に埋め込まれるように置かれているのです。陶器でできていますが、外側はコケがついて、まるで庭の石組みの一部のように見えます。亀さんの甲羅には小さな穴があけられた蓋があり、煙が抜けるようになっていて、ユーモラスな暮らしの知恵です。

2008年7月2日水曜日

今年も七夕飾り




 今日、玄関に七夕飾りをしつらえました。ご近所から竹を頂戴し、来館者の方々が書いた短冊や輪かざりなどを吊るし、風に揺れるさまを楽しみました。いくつになってもわくわくします。
 今週の土曜日5日は、七夕にまつわる朗読会を行います。晴れれば庭の石組みに俳優の方2人が腰掛、その足元には豆電球の天の川を作り幻想の世界へ誘います。


 問題はお天気!いつも雲が逢瀬の邪魔をしますが、今年はどうなるのでしょう。七夕にてるてる坊主も下げるべきでしたね。